このブログは元々、映画や書籍のレビューだけでなく、ジャンルを問わず私が好きなものや気に入ったものをご紹介するつもりで立ち上げました。図らずもこれまでは映画レビューに偏ってしまっていましたが、今回は、以前から温めていたファッションに関する話題です。
9月のある日、秋冬物のジャケットが欲しいなと思っていた矢先に「yamanekoさん、うちで初めてスーツオーダーフェアを開催するので来ませんか?」との連絡をいただきました。連絡主は、Factelier(ファクトリエ)銀座店の中島店長。ファクトリエについてはこちらを御覧ください。
実は、私、身につけるものに関してはかなりファクトリエを贔屓にしています。シンプルで飽きの来ないデザイン、手にとった瞬間に「モノが違う」とわかる品質、一つ一つのアイテムの背後にある歴史や物語。良いものを長く使っていきたいという志向に真正面から応えてくれるので、すっかりお世話になっています。
さて、お声がけいただいたオーダーフェア、もちろん二つ返事で行ってきました。単なるオーダー会ではなく、スーツの縫製工場の責任者による詳しいスーツの説明付きという、何ともファクトリエらしいイベントでした(笑)。しかも、単なる工場ではなく、皇室御用達のオーダースーツ工場「NASU夢工房」。なんという贅沢・・・
そして待つこと一ヶ月。ちょうど季節替わりの時期に合わせるように出来上がってきました。その見事な出来栄えを是非お伝えしたいと思います。
この絶妙な生地感と曲線美、伝わるでしょうか?特に襟の膨らみと肩のラインが最高です。
生地は創業100年を誇る葛利毛織工業のもの。濃紺の極厚生地を選んでみました。葛利毛織工業の詳細についてはファクトリエのこちらのページを御覧ください。
裏地や袖からも丁寧な仕事ぶりが伝わってきます。
イベントの際にNASU夢工房から聞いた話によると、特に本切羽は作業が面倒で大変だとのこと。プレスやアイロンも何度も行うそうです。職人の皆様、本当にありがとうございます・・・!
実際に着用するとこんな感じになります。体のラインにフィットして、すごく雰囲気がありますね!
今回はジャケットのご紹介でしたが、他にもファクトリエで購入したすばらしいアイテムが沢山ありますので、これから少しずつご紹介していきたいと思います。