山猫が見た世界

生息地域:東京、推定年齢:40歳前後、性別:オス

展示会:「庵野秀明展」

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乃木坂の国立新美術館で2021年10月1日から12月19日まで開催されていた、その名も「庵野秀明展」。庵野秀明さんが過去に関わり、現在制作しており、あるいは、これから制作にとりかかろうとしているおそらく全ての作品について、膨大な資料を展示したものです。

幼少期に書いた絵画スケッチやノートの落書きから始まり、自主制作映画、初期のアニメ原画、打合せ資料、シナリオ、セル画、CG用のセット、着ぐるみなど、数えきれないほどの展示物が広い会場にところ狭しと並べられていました。一通りざっと眺めるだけでも1、2時間くらいかかるくらいの質・量の展示物ですので、一つ一つ仔細に見たら一日あっても足りなかったかもしれません。

常人ではあり得ない天才的な発想と変態的なこだわりの具現化である、庵野流エンターテイメントの断片の数々。それらに囲まれているだけで、遊園地にいるかのような高揚感が湧いてきました。これまで行った美術展・芸術展の中でも、(良い意味で)一等やばい内容でした。企画や運営をされているスタッフの方々も、大変な情熱を持ってこの展示会を実現されたのだと思います。

この感動を知ってもらい、開催期間中に一人でも多くの人に国立新美術館に足を運んでもらいたいと思っていたのですが、結局、開催終了後のブログ掲載となってしまいました・・・己の遅筆を呪います。